2010年2月14日 四国88カ所遍路の旅「86番札所志度寺」です。



立派なお寺さんでしょう・・・・ちょっと田舎にはもったいないような(失礼)、京都へ来たような雰囲気があります。

平成の大修理中です。 1200年も前に創建されたそうです。

  
屋根の上の飾りが気になりました。   五重塔は地元出身の方の寄進だそうです。

 
右の写真の「平賀源内記念館」入場料が@500円はちょっと高いと思って、記念写真だけ写して還りました。

ここで「海女の墓」のお話を紹介します。

今から約1200年も前の話ですが、太政大臣であった藤原鎌足の子供:不比等は、父の菩提を弔うため中国から宝物を送ってもらいました。
しかし志度の沖で嵐に遭い宝物は海に沈んでしまいました。残念に思った不比等は、その宝物を探すために都から志度まで来ました。

土地の海女を妻に迎え、房前という子供が産まれました。
海女は不比等から事情を聞き、海に潜って龍神と戦い、遂に宝物を取り返しましたがまもなく死んでしまいました。
妻の死を憐れみ、海辺の近くに墓とお堂を建て、子の房前を連れて都へ帰ります。

房前は母の願い通り出世して大臣にまでなりましたが、母の供養のため、志度の海岸にある母の墓に参り、お堂を増築したのが現在の志度寺だそうです。
このお話は謡曲「海女」で知られていますが、海女の墓、苔むした五輪の塔は現在も志度寺の境内にあります。

さあ、今から徳島県のはずれにある23番札所「薬王寺」まで行きます。
このお寺さんは「厄除け」で有名だそうです。私は今年60歳の「大厄」ですから、「行かねばなるまい」・・・で行ってきました。


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