2010年9月12日 「夫婦でのんびり散歩」 今日は四国88カ所巡りで34番札所:種間寺に来ています。

土佐湾の沿岸は、四国霊場のメッカのようである。種間寺もその一つで、土佐湾の航海に結びついた興味深い縁起が伝えられている。

6世紀のころ、敏達天皇の6年(577)百済の皇子から多くの経論とともに、仏師や造寺工を贈る旨の勅書がとどいた。
大阪・四天王寺の造営にあたり、その帰途の航海中に土佐沖で強烈な暴風雨におそわれて、種間寺が建つ本尾山にほど近い秋山の港に難を逃れて寄港した。
彼らは、海上の安全を祈って約145cmの薬師如来坐像を彫造し、本尾山の山頂に祀ったが、これが寺の起源とされている。

その後、200年以上が経過して、唐から帰朝した弘法大師がこの地を訪ねたのは弘仁年間である。大師はその薬師如来像を本尊として安置し、諸堂を建てて開創された。
その折に唐からもち帰った種子の米、麦、あわ、きび、豆またはひえの五穀を境内に蒔いたことから、種間寺と名付けたといわれる。
本尊は「安産の薬師さん」で、また、底の抜けた柄杓に人気があり、信者が多い。

「弘法大師」と書いてあります。 「さわり大黒」だそうです。
弘法大師堂ですが、お賽銭を集めていました。 本堂です。

ちょうど私達が行った時に、当日中のお賽銭を集めていました。
お遍路さんがお参りした時に入れるお賽銭ですが、これがなかなか多いのです・・・・やはり有名寺院はたくさん集まるものだとびっくりしました。

子育て観音だそうです。 「孫育て」観音にしておいてくれたら・・・・?

今日も朝からたくさんのお寺さんをお参りしましたが、さすがにこの時刻になって来るとそろそろ終わり(午後5時)近くなってきました。
すると、朝からほとんど同じ行程でお参りされている方がいる事に気づきます。
中には「朱印」を貰ったらお参りもそこそこに次のお寺さんを目指す人もいますし、熱心にお参りする人もいます。

「しだれ赤松」だそうです。 ここも百日紅(さるすべり)が満開でした。
ちょっと小高い丘の上にあるので、眺望抜群です。土佐湾の景色です。

私は別に熱心な信者ではありませんが、せめてお参りした時だけでも線香とローソクは本堂と弘法大師堂でお供えしてお参りします。
最低限のルール(信心)だと思うのですが、それさえもしない人がいますが・・・どんなもんでしょうかね?

と言いながら、今日最後のお寺さん:35番札所:清滝寺を目指します。

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