2009年6月7日 白山スーパー林道を岐阜県側に抜けると世界文化遺産「五箇山集落」へ行きました。



白川郷は非常に有名で、大勢の観光客が来られていますが、ここ五箇山は「鄙びた雰囲気」を楽しむことができました。

鄙びたと言えば聞こえがいいのですが、ちょっと以前までは「鳥も通わぬ五箇山」と言われていたそうです。
1995年に世界遺産に登録された合掌住宅や、「こきりこ節」をはじめとする民謡など、周囲を深山幽谷に囲まれた地形が独自の文化を育んできたのです。
句吟で有名な「黛まどか」さんも行かれたようで、文章が6月23日付の読売新聞に載っていました。

江戸時代の元禄3年(1690年)の話ですが、「お小夜」という遊女が、ここ五箇山に流刑されてきたのです。(実話です)
ここから恋物語が始まるんですが、長い話になりますので割愛します。

旅を楽しむとは、もちろん美味しい食事を食べることも目的の一つですが、そこにある歴史を知ることも楽しみの一つではないでしょうか。
私は、この話を聞いた時に、松本清張の小説「砂の器」を思い出しました。
昭和49年に映画化されましたが、いまだにその中の場面を忘れることができません。感動して涙を抑えるのに苦労したのを思い出します。

主人公の親子は、たぶんここ五箇山と同じような山また山の奥に住んでいたと思います。
実際、映画の中のシーンは合掌造りの家が出てくるのです。
その村を出ていかなければならなくなった時の、村を後にする時のシーンがよみがえりました・・・・・・・・。

これ以上書くと、読むのが嫌になるでしょうからやめますが、歴史を知ることは大事ですよネ。
「今は昔」として、楽しく(?)昔の話ができることに感謝したいものです。

 

屋根を葺き替えている途中だったようです・・・・・・・なかなかお目にかかれませんよね。

 

ここで今日の昼食を食べました。

 

イワナの焼き魚定食です。
ワンコ2号に後から「ブツブツ」言われたくないのでちょっとはりこみました・・・・・・・・@1200円ほどでしたからそれほど高くありませんでした。



今の時期、ライトアップも行われるそうですよ。(ここがメイン会場だそうです)

  

生活感があります・・・・・植わっているのは何でしょうネ。

さあ、予定が大幅に狂ってしまいましたが、今からもう一度高速道路に乗って、飛騨高山を素通りして奥飛騨の名瀑「平湯大滝」を目指します。


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