2009年4月5日 西脇市の闘龍灘(とうりゅうなだ)に行きました。
丹波市氷上町のカタクリを見た帰り道に寄りました。
西脇市の闘龍灘(とうりゅうなだ)をご存知でしょうか?
闘龍灘を言葉どおりに訳すと
川幅いっぱいに広がる巨岩の間を流れる水流を龍に擬えているのです。そして、灘とは「難所」と言う意味です。
分かったような分からないような説明はこの辺で切り上げます。
現在は、アユ釣りが全国で一番早く解禁される場所として太公望に人気があります。
巨岩の間を縫って川の水が急流となって流れます。 この水流を龍に擬(なぞら)えているのです。 |
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例によって記念撮影をしておきます。 無論「貸切」です。 |
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川幅いっぱいに流れてきた水が、このように狭められて 水路のようになっています。 |
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昔は陸路を運ぶよりも、物資は水路を利用しました。 ですから、何とか船を通るようにしないといけません。 |
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滝の本にも紹介されていますが、滝というよりは「急な瀬」 という方が「いい得て妙」だと思います。 |
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ここを開削して船を通すのですから、現在でも大変です。 実際に開削されたのは江戸時代ですよ! |
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先人の功績を称える碑文が刻まれています。 |
最後にここ闘龍灘を詠んだ漢詩を紹介します。
一道の飛瀧 地を劈きて開く(いちどうのひろう ちをさきてひらく)
怒声豪勢にして 風雷と闘う(どせいごうせいにして ふうらいとたたかう)
秋 千巌に入りて 霜葉麗しく(あき せんがんにいりて そうよううるわしく)
玉龍躍り出でて 錦雲堆し(ぎょくりゅうおどりいりて きんうんうづたかし)
一筋の龍が地を裂いてほとばしり流れている
ごうごうと響く水音は勢い強く 風や雷と闘っているかの如くである
時は秋、畳畳(じょうじょう)と続く岩の上に立つと紅葉が鮮やかで
美しく輝く龍が水中から躍り出して 錦の雲が重なりあっているが如き様である
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