2010年5月30日 日曜日 四国88カ所巡りは19番札所:立江寺(たつえじ)に来ています。

二重の塔と弘法大師さまが印象に残るお寺さんで、大勢の参拝客が来られていました。

 左の写真で門の所に「立江寺略縁起」があるのですが、その案内板はお坊さんの中に参拝客の姿が映るように
「鏡状態」に作られています。意識的に家内(ワンコ2号)が写るように写真を撮りましたが分かりますか・・・・?

遍路姿がよく似合うお寺さん(?)です。
「経木流し」云々という案内が写っていますが、経木とは木を薄く皮を剥いた(むいた)状態で、そこに字を書くようになっているものだと思います

大勢の参拝客です。 本殿です。
例によって記念写真です。 山門です。

ご本尊である「延命地蔵尊」と書いてあるのが分かりますか・・・ちょっとだけ略縁起を紹介します。
例によって非常に読みにくい(文語体でなお且つ難しい漢字をそのまま使っています)ので「意訳」しました。

当山は聖武天皇の勅願(ちょくがん:天皇陛下が直接お願いされる事です)寺で、天平年間に行基菩薩が、光明皇后の安産の念持仏として
勅命(天皇陛下が命令される事です)により一寸八分の本尊「延命地蔵尊」をお作りになり、伽藍を建立されました。

後に弘法大師が四国霊場を創始された時に、一寸八分の小像だけでは紛失のおそれがあるので、自ら六尺の大像を彫られて
小像をその体内(胸中)に安置され「立江寺」と号し、四国88カ所:十九番の霊場とされました。「子安の地蔵尊」といいます。

どうぞ無事に・・・・・お願いします。 何度も(どこででも)お願いしました・・・笑い。

極々無難に「訳した」つもりですが、
日本語を日本語に訳さなくてはならないような案内板を置いていては「意味がない」と思うのですが・・・・どうでしょう?

私の個人的な考え方では、誰でも読めて意味がすぐに理解できてこその案内板だと思うのです。
難しい解釈であるとか、縁起・謂れは別の書物で「読みたい人だけ読んだらいい」・・・これではご利益がないのでしょうか?

とにかく名刹でした・・・20番札所:鶴林寺(かくりんじ)へ続きます。

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