「禁じられた遊び」

薩摩忠作詞(1)/飯塚広作詞(2)/近藤玲二作詞(3)・スペイン民謡

(薩摩忠作詞)
川のそばに きょうも立てば 青い空が ほほえんでいる
青い空は すぎた日々を みんな 知ってる

川のそばを とおる風は 水の声を 運んでくる
水の声は かえらぬ日を 耳に ささやく

あれは過ぎた 幼い日よ ふたりだけで 遊んだ日よ
水車だけが まわりながら それを 見ていた

水は 雲のように流れ 時は かげのようにうつり
思い出だけが いまも深く 胸に とどまる

(飯塚広作詞)

空はあおく だまっている 雲は遠く 流れていく
行方しれぬ 波のままに さすらう 少女(おとめ)

水車小屋の 暗いかげで 二人だけの 十字架立て
よろこびに ふるえている おさなき こころ

やさしかった 名をば呼びて 追えどむなし 霧の面影
引きさかれし 愛の歌を たれか 歌わん

(近藤玲二作詞)

春はめぐり 花はひらき 鳥はうたう 旅の空を
雲の如く さすらいゆく あわれ おさなご

十字架たてて 花をかざり 二人きりで 遊んだ日の
忘れられぬ あの思い出 胸に ひそめて

楽しかりし あの日のこと やさしかりし 母の瞳
今は遠く すべて去りぬ ゆめの うきぐも

誰しも一度は聞いた事のある「ギターの名曲」で、映画「禁じられた遊び」のテーマソングです。
この曲が弾きたくてギターを習い始めた(我流です)ような気がします。

ところで、「禁じられた遊び」とはなんのことでしょう・・・・・? 直接的には、子供の十字架遊びです。

スペイン、フランスなどヨーロッパ諸国はキリスト教ですから、お墓の上には十字架が立てられているのです。
その十字架を盗んできて、遊び道具にするのですから叱られますよね・・・・・。

そこから「ルネ・クレマン監督」は、戦争こそ最大の禁じられた遊びだとして、戦争の悲惨さを訴えているそうです。

私が唯一弾ける(ガットギターで:クラシックで)ギターの曲です。
それも詰まり詰まりで、「それで弾けるとは厚かましい」と言われそうですが、弾くしかありません。

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