2013年3月10日

「水ぬるむ春」そんな季節になってきました。
そんな季節に相応しい相応しくないか分かりませんが、「みっともない!」について考えてみました。

最近、こんなこと(↓)を見聞きする機会が増えたと思いませんか?

信号が青から赤に変わっているのに交差点へ入る車。
それが分かっていて、わざと信号が変わってすぐに交差点へ入って車の進行を邪魔する人。
ほんの2〜3秒待てば余裕を持って安全に交差点を渡れるのに待てない。待たない。
みっともない!

強姦して逮捕されてから、「合意だった」と言い訳する人。
殺人罪で逮捕:起訴されてから、「殺すつもりはなかった」と言い訳する人々。
みっともない!

小学校で教え子を盗撮する先生。
権利(義務教育は無償)だからと言って給食費を払わない化け物みたいな親達(モンスターペアレント)。
無償の対象は教科書などで、給食費を払うのは当たり前のことです。

生活保護を不正に受給して素知らぬ顔の人々。
親が亡くなってからも、葬式もせずに親の年金を不正に受給している無職の子供達。
みっともない!

室内で帽子をかぶっているおじさん・兄ちゃん達。
私の小さい頃は「室内では帽子を脱ぎなさい」と言われてきました。
最近は、なんでも「自由」がまかり通っているようですが、
これで(帽子をかぶって)
マスクでもしたら指名手配の犯罪者ですよ・・・自由と無法は別物なのです。
みっともない!

 新聞でよく見聞きするが、事件・事故の発生時間にも注目してほしい。
大抵は日付が(翌日に)変わったような時間帯に発生していることが多い。
普通の人(あくまで普通の人々)なら寝ている時間帯ですよ。
加害者はもちろん、被害者も家庭での躾(しつけ)ができていない。
みっともない!

仕事と作業の違いが分からない人が増えている。
作業と仕事ははっきりと区別されるものです。
指図(指示)されてするのは作業、自分から責任を負ってするのが仕事です。
最近は、責任を負いたくないので、自分からは動かない指示待ち人間が多すぎる。
みっともない!

道を歩けば、携帯電話でメールを打ちながら歩いている人のなんと多いことか。
もちろん画面を見ているので、前から人が来ても分からない。
ぶつからないためには、自分が相手を除けなければならない。
みっともない! 

歩きながら食べ物(飲み物)を食べている人のなんと多いことか。
お祭りなど通常でない場合は別として、以前は家に帰ってから食卓で食べるのが当たり前だった。
最近は大人も子供も区別なく、歩きながら口を動かしている。

みっともない!

つい最近(201334日)新聞に載っていた記事が私の関心を呼びました。

交差点で自転車同士が出合い頭の事故を起こしたのですが、
青信号で直進(?)していた男性医師に対して、右側から信号無視
(相手が青だったら、自分は赤だったはずです)をして走ってきた
58歳の学校の先生(女性)がぶつかったのです。
先生は重体だそうですが、記事では医師の逮捕を大きく扱っているのです。
「間違っている!」
信号無視をした教諭に事故を起こした責任があるのであって、ぶつかられた医師には「気の毒」としか言いようがない。
記事の見出しには「自業自得、信号無視の教諭が重体」が相応しい。

よく考えて下さいよ。
信号(青)を信じて直進した人に対して、横から信号無視してぶつかってきたんですよ。
この女性教諭は「待てなかった」し、「待つ気持ちが初めからなかった」のです。
もしこれが逆で、信号を守っていた医師が重体になっていたらどうしてくれるのか!
それこそ、記事の見出しは「殺人信号無視、58才の女性教諭」位は付くでしょう。

更に、被害者がもし自分が担任している子供だったら、何と言って謝るのだろう!
親は絶対に許してくれませんよ! 
「お前のせいや! 元通りの体にしてくれ!」
もし子供が死んでしまったら、何を言っても取り返しがつきません。

新聞社の報道の仕方は「間違っている!」
新聞社は、「何が正しくて、何が間違っているのか」を社会に問いただすべきであって、
「重体になったから可哀想(かわいそう)」では責任の所在がはっきりしない。
こんな報道はすべきではない。公平ではないのです! ペンの暴力です!!

この先生は学校で何を教えていたのか!!
「信号は守りましょう。信号無視をしてはいけませんよ。」と教えていたはずです。
まさか、信号無視を勧めていた訳ではないでしょう!!
ところが、云う事とする事が違うのです。権利を主張するけれど、義務は果たさない。
たぶん「日教組」でしょう。 冗談です・・・嗤い。

新聞社の報道は、「社会正義」に基づいてなされるべきであって、
「かわいそう」の感情論で報道するものではないと思うのです。

みっともない! 間違っている!! 

数え上げればキリがない「みっともない!」
権利ばかり主張して、義務を果たさない人々が異常に増えている。
下手に注意でもしようものなら、逆に暴行被害に遭うような社会になってきている。
異常事態です!

社会がギスギスしているので、だれも自分の事以外構わない。
「関心がない」のではなく、「関心を持てなく」なってしまったのです。
私は「!」マークを使っていますが、「・・・」マークにはしたくないのです。
傍観者にはなりたくないのです。
敢えて「嫌われ者」になろうとは思いませんが、せめて同じように考える人々を増やしたいのです。

「みっともない!」は、日本では既に「死語」になったのでしょうか?

この続きは後日書きます。


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